通夜

 遺体をお迎えしたら通夜の準備を行います。まず自宅で通夜を行う場合、通夜を行うための部屋を決めます。ある程度の人の出入りがあり、僧侶も呼ぶので なるべく広めの部屋がよいでしょう。もしそういった部屋を用意することが難しいのであれば、玄関に祭壇を設置して対応するという方法もあります。

 通夜を行うための部屋が確保できたなら、部屋の片付けを行います。しめやかな席にふさわしくないもの(ポスター、置物など)がある場合は人の目に触れないように片付けます。 また神棚や御霊舎がある場合は白紙を貼って忌明けまで封印をほどこしておきます。

 遺体は北枕に安置します。これは仏教の風習なのですが、特に宗教にこだわることなく仏教以外の宗教でも遺体を北枕に安置します。しかし枕飾りの内容は各宗教ごとによって異なり、 キリスト教の場合は特に臨終を迎える前の儀式に重きを置くため仏教や神道の葬儀のように儀式的な枕飾りを行うのではなく宗教者の指示に従って飾りつけを行います。

 通夜は本来夜通し故人の側に付き添うものでしたが、現在では参列者の都合や遺族の負担の軽減のために夕方から大体2時間くらいの半通夜形式が主流となっています。
 通夜ぶるまいもまた精進料理が主流でしたが、現在では特にそういったこだわりはなく、一部の地域を除いては寿司や簡単な軽食などをふるまうことも多くなってきました。また、通夜ぶるまいの席を 設けていてもお茶やのりなどのセットを粗供養品として渡すこともあるようです。